コバナシメモート

小話を書いていたが最近は愚痴しか書かなくなったBlog

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何気ない朝

ふと起きた遅い朝の視界はいつもの白い天井だった。

もう昼過ぎだというのに締め切って蒸し暑いのは、
夕べエアコンをタイマーにしたからだと思い出し、
汗だくの体にはやはり掛け布団はかかっていなかった。

でもいつもと違うのはその掛け布団にくるまり
誰かが寝ているという事。

僕がエアコンを再度稼動させるために起き上がり、
「ピッ」となった後涼しい風が部屋を包む。
布団に目を戻すと彼女が布団に包まったまま顔だけを出して俺を見る。
「おはよう」
眠気眼のそんな顔をみるのははじめてかもしれない。
もっとみたいから、もっと近くにいたいから。

僕はまた彼女の隣に寝転がり見つめる。
恥ずかしそうにまた毛布に顔を隠す彼女の髪をそっと撫で、
夏なのに身を寄せ合った。

言葉はないけれどそれが幸せだと思った。
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テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学

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